近年発災した豪雨災害や地震などにより、防災に対する意識もここ数年でグググと高くなってきている方も多いことでしょう。書き手の私もSNSでも防災情報を発信している方をフォローし情報を得たりしています。まだまだ個人としても家族としても備えとして実行に移せている事項も少ないですが、少しずつ一緒になって防災について学んでいきましょう。さて、愛媛県では流域治水に取り組む企業や団体等の活動内容を広く周知するとともに、企業等が自らの取組みを発信することを促進することで、県内における流域治水の普及・定着を図ることを目的に「愛媛県流域治水推進企業等登録制度」が創設されました。
流域治水の考え
川や河川の周りの土地全体を考えて、洪水や土砂災害を予防するための取り組みです。具体的には、次のポイントが重要です。
- ダム:ダムは川の流れを調整するために作られます。雨がたくさん降ったときに、ダムは水を貯めておき、洪水を防ぎます。
- 堤防:堤防は川の両側に作られる土手のことです。雨が多く降ったときに、堤防は川から水を遠ざけ、土砂災害を防ぎます。
- 河川改修:川の形を変えて、水の流れをスムーズにすることを河川改修といいます。これにより、洪水のリスクを減らすことができます。
- 水辺の植生:川や河川の周りに植物を植えることで、土壌を固定し、土砂災害を防ぎます。
愛媛県流域治水推進企業等として流域治水の考え
近年の気候変動の影響により激甚化・頻発化する水災害に備えるため、河川管理者が行う河川整備等に加えて、流域内のあらゆる関係者が一体となって水災害の防止・軽減に取り組むことです。
流域治水に取り組むことは、その企業等の方だけでなく地域全体の防災力向上や水災害からの早期復旧・復興も含めたリスクマネジメントに寄与するとともに、社会全体への貢献に繋がることも期待できます。
愛媛県流域治水推進企業等登録制度の概要と弊社の取り組み
流域治水に取り組む愛媛県内企業等を県のホームページやSNS等を通じて広く周知するとともに、企業等の方々が自ら取組みを発信していくことを促進することで、県内における流域治水の普及・定着を進めることを目的とした制度です。弊社も認証を受けましたが、取り組んでいた内容は以下の通りです。
《引用 愛媛県流域治水推進企業等取組事例集より》これらの考え方のベースにあるのが肱川水系流域治水プロジェクト2.0です。
まとめ
地域の建設業、地球のお医者さんとして流域治水の考え方には大賛成です。会社横を流れる小田川や、肱川とこれからも共存していきながら、地震だけでなく水害に対しても意識を持って対策を進めていきます。一緒に流域治水を始めましょう!