先月発生した地震もそうですが、喉元過ぎればなんとやらで少しずつ防災や減災に対しての意識も薄れてきた頃ではないでしょうか。過去に発災した大規模地震による影響でまだ避難されている方もいて、南海トラフ大地震も数年以内には発災すると予測も立てられています。では、何をするべきか?発災したと仮定した訓練です。訓練すればするほど、備えれば備えるほど、防災・減災のためのインフラを整備すればするほど被害は抑えられます。
今年も久保興業株式会社では様々な訓練を実施しました。事務所では折りたたみ式のヘルメットを組み立てて着用する訓練を実施しましたが、年に数回しか使用しないためか「どうやって組み立てるんやっけ?」とか「あれ?ない。。。」などの声も有り、有意義な訓練になったと思います。
発災後に非常参集要員が会社の周辺などを点検して回る訓練では、久しぶりに看板を見て「だいぶ古くなってきたね」など新たな発見にも繋がりました!
災害対策本部の設置訓練は、本社が被災して代替え拠点で立ち上げる訓練を実施しました。安否確認にはメールだけでなくLINEアプリを活躍してより高い返信率を目指しています。
災害対策復旧班の参集訓練では、新たな試みとして、「歩いて参集する」ことも取り組んでみました。弊社の社長も率先して歩いてみる!と約25分で代替え拠点に歩いて参集できることが分かりました。※帰りは車で帰りました。
そのあとは、土嚢を作成する訓練
タンクローリーが転倒したと仮定した訓練
地震に対する訓練に合わせて、豪雨による浸水を想定した訓練。こちらはボートを組み立ている様子です。ボートを保管場所から持ち出し、空気を入れる作業など実際に手を動かしながら訓練をします。
もちろん操法訓練としてロープで引っ張る作業を行い「ロープがない!」などのトラブルも乗り越えながら訓練を執り行いました。
さらに近隣住民の救助訓練では、担架を使用した訓練も実施しました。折りたたみ式の担架を使用しましたが、長距離の移動は想定せず、持ち上げ、持ち下げ、バランスの取り方などを改めて訓練しました。
まとめ
実際に手を動かしながらの訓練は効果が高いと実感しています。これが年に一度の訓練なので、「こうするとよいね」だとか「次の訓練までにこれをしよう」などの良い頭の体操になります。実際に発災した際に被害が少しでも減らすことができるよう、早く復旧できるよう、早く地域に貢献できるよう、これからも訓練を継続させます。