シゴトの様子

AEDはどこにある?

先日、同級生で集まって近況報告する機会がありました。数年も話していないとそれぞれ変化もあるわけです。盛り上がったのは専業主婦では物足りず、農業をはじめた話。1次産業については、さらに価値が高まるだろうと興味津々で議論が進みます。同級生で食の安全に関して意識することができた時間でした。
さて、より地域から頼られる存在になるために開催した安全教育とBCP訓練について紹介します。ご案内の通り久保興業株式会社は建設業BCPに取組んでいます。本来のBCPの意味は企業が被災した際に、いかにはやく復旧し立て直すかの計画ですが、建設業BCPはいかに地域インフラを復旧させることができるのか計画しているものです。

あなたはAEDを、あなたは救急車を

震度5強以上の地震が発生したと仮定してシェイクアウト訓練、安否確認訓練、参集訓練を実施した後に、弊社で振り分けた災害復旧班と地域住民避難班の合同で救急救命講習を受講しました。どの訓練も生存率を1%でも上げるために皆さんで身に付けていたい行動訓練として実施しました。
救急救命訓練では、内子消防署より講師として隊員の皆さまをお招きし、倒れている方を発見したところからの基本動作を学び、参加者で実践しました。初めて受講する方はいませんでしたが、久しぶりにすると忘れていることも多くありました。さらに今回は協力会社さんらも一緒に参加いただけて有意義な安全教育にもなっています。

質疑応答を振り返り、みなさんにも聞いてみる

消防隊員の方より「皆さんの会社にはAEDは設置していますか?」「どこにあるかご存じですか?」と質問を受けました。書き手の私は普段は総務部なので、AEDは本社の受付に置いていると知っていますが、他の事業部や現場作業を主にされる社員さんらなど把握していない方もいたので社内報などで情報共有しなければ!と反省しています。

  • AEDで電気ショックを行う際に、心肺蘇生を行っている人が身体に接触していた際には通電して心肺停止につながるのか → はい
  • AEDで電気ショックを行った際に、身体は少し動くのか → はい

などの質問に対しても気軽に回答をしていただけました。

まとめ

初めて取り組んだシェイクアウト訓練による避難経路の確認と避難行動で生存率を1%でも高められる手法を社員さんらと一緒に共有していきます。1次産業で活躍を目指す同級生に負けないように、二次産業で活躍する組織としてさらに地域から頼られる存在を目指しますので、引き続き久保興業株式会社を応援よろしくお願いします。

  • 倒れている方の周囲を確認
  • 両手で両肩を叩きながら3段階で「大丈夫ですか」と声掛け
  • 周囲の人を集める
  • 周囲の方にAED依頼、救急車手配依頼、心肺蘇生の経験有無の確認
  • 両手で胸骨を3cm下がるほど1分間に100回の速さで押す
  • AEDの実施
  • 繰り返す

意外と役に立ったのが、救急隊員さんと電話しながらのシミュレーションでした。救急車をいかに正確な場所に呼ぶことができるかも考えて行動してはいかがでしょうか?ご安全に!