シゴトの様子

10年ぶりに開催した水防演習【参加報告】

西日本豪雨から7年が経ち、大雨に対する備えの大切さを生活の中で感じるようになりました。令和7年5月18日には予告していた通り、大洲市の肱川河川敷にて台風による大雨で河川が氾濫したという想定で演習が行われ、国や自衛隊、流域の自治体の担当者や住民などおよそ700人が参加しました。弊社は所属している愛媛県建設業協会喜多支部、そして肱川流域の環境と治水を考える住民ネットワーク、さらには弊社の社員さんらも各消防団として参加しました。

デルタパネルと道路啓開

前日までの雨も上がり開会した水防演習。避難訓練から土嚢積み訓練、重機や機械を使用した訓練などを同時進行で実施します。開会式では多くの来賓の皆さまからもお言葉を頂戴しました。

肱川流域の環境と治水を考える住民ネットワークでは、デルタパネル工法を披露しました。これは建物の浸水被害を防ぐものです。土嚢ではなく、パネルを組み合わせて水が侵入しそうな入り口などに設置する工法は、現在注目されているもののひとつです。

建設業協会喜多支部では、重機を使用した訓練をふたつ披露しました。ひとつは大型土嚢を使用した訓練。もう一つは、重機を使用した道路啓開訓練です。これは、流木や倒木で塞がれた道路を重機とバンドを使用して木を吊り上げて移動させる訓練です。

まとめ

関係各位の皆さまお世話になりました。共同主催が国土交通省四国地方整備局、愛媛県、大洲市、伊予市、西予市、砥部町、内子町と、肱川流域の広域にわたり当事者意識をもった参加者で開催された水防演習でしたが、現場では顔見知りの人も多く、日頃のお付き合いも大切だなと感じました。建設業協会として、引き続き災害が起きた際にも最前線で対応ができる体制を確保しながら、地域の皆さまに必要とされる業界として邁進してまいります。引き続き、応援もよろしくお願いします。