シゴトの様子

-全国建設青年会議- 第30回全国大会 第3回準備会in名古屋【参加報告】

愛媛県もなかなかの田舎なので、セミの声が鳴り響き季節を感じることができますが、コンクリートジャングルで鳴くセミも、なかなか音が抜けないのか田舎で聞く泣き声より大きく感じました。表題にあるように全国建設青年会議の集まりが名古屋でありそれに参加をした報告記事です。四国愛媛とは違って人口も企業数も、インフラ整備も、交通機関も何もかも異なる地域で「建設産業」という共通したテーマを学ぶ機会です。アイディア交換ができる場所でもありました。

オープンイノベーションの可能性を

午前中はSTATION Ai=名古屋 鶴舞にある国内最大級のオープンイノベーション拠点を訪れ、施設見学とスタートアップ企業によるピッチを聴講しました。この施設は、スタートアップ企業の創出育成およびオープンイノベーションの促進を目的に様々な支援サービスを提供していて、700社を超える国内外のスタートアップ企業、パートナー企業、VC等の支援機関や大学等がSTATION Aiに参画し新規事業創出に取り組んでいます。

スタートアップをはじめとする新規事業創出に取り組む人々のためのオフィス、フィットネスジム、テックラボに加え、一般の方も利用可能なカフェ・レストラン、ホテル(Minn)、イベントスペース、あいち創業館が併設されています。グラウンドも併設されていて、サッカーの大会の誘致などもできる設計でした。

参加者で話をしていて、やはり重要なのはどのような企業が参加をしているのか。だと言うことで、大企業からも出向していたり、サテライトオフィスとして使用していたりと、そのあたりの差が田舎と都会の差だなと実感できる時間でした。

スタートアップのピッチと、建設業にともなうブース交流会もあり、建設業のこれからを設計していく新たな視点を持つことができる時間でした。

インフラ整備の大切さ

午後からは準備会と講演があり、それを聴講しました。
誤解されがちな昔から言われている「公共事業は悪だ」という考え方に対して理論をもって徹底的に説明をされ、日本の国力や経済を支えていくための公共工事の必要性と経済の循環について改めて理解ができました。これらを本当は業界以外の方に聞いていただき、ボタンの掛け違いや耳触りの良いキャッチフレーズの誤解を解いていくことが地方創生に繋がるのですが、よい伝え方のアイディアがあれば教えてください!

まとめ

企業単体ではできないことも、業界でまとまって群れになれば声も届けやすくなります。防災の視点からも、生活インフラの整備の視点からも、経済の活性化と地方創生の視点からも田舎の建設業は重要な役割をお預かりしていると自負しています。これからも、この地域にとってなくてはならない企業を目指しますので応援よろしくお願いします。ご安全に!