シゴトの様子

【報告】2025ジョブチャレンジU-15(職業体験学習)を受け入れました

大人の職業体験が流行っているそうです。この流れは、転職などを促し雇用の流動性を高める流れなのか!?とも思いながら、人手不足の中で転職を希望する人からするとキャリアアップに向けて考えやすい時代になったと考えます。そうなれば多くの職業に触れる機会は有意義ですよね。もしくはエンジョイ職場体験勢。分かります!確かに異業種から学べることって多くあり、書き手の私も新卒時代は全く別業界にいたため、そこでの経験は今でも活きていると実感しています。さて、大人の職場体験ではなく毎年恒例の中学生に向けたU-15ジョブチャレについて弊社も受け入れたのでご紹介します。

駐車場の敷砂利の上流

今回、受け入れたのは三日間。弊社を選んでくれたのは一名でした。ありがとう!さて、三日で砕石事業部、生コン事業部、建設事業部、農産事業部、運輸、車輛を回ります。事業タイトルはジョブチャレンジとありますが、弊社では基本的には見学がほとんどで、しっかりと手を動かす挑戦の時間は短く設定しています。その狙いとしては、危険が伴うためそのリスク回避のためもありますが、担当者との会話や学校とは違う空間での大人の姿を見て、より視野を広げる時間を提供したいからです。

砕石場では、砕石製品ができあがるまでの流れを順に追い、どのような用途でその製品が使用されているのかを説明しました。生コンクリートの材料、駐車場の敷砂利など、町内だけでなく町外でも弊社の製品が使われていることを伝えました。安全面ではベルトコンベアが張り巡らされている場所なので、しっかりと挟まれないような対策もしています。

同級生がいるとホッとするんだろう

生コン工場での生コン試験と工場見学から、他の企業にジョブチャレとして参加している生徒さんも合流しました。ここでは少し手を動かしてもらいます。地元の高校生はあまり・・・いや、ほとんど来ませんが中予の高校生は弊社の工場見学などよく来てくれているので、対応は若手社員!?がお手の物です。スランプを図ったり空気量を測ったりと、現場で行う試験を実際に体験してもらいます。

弊社を選んで参加していた一名も、同い年が増えるだけで顔つきが変わりました。それは、学校が違い話したことはないけれど同級生がいると少し安心したように笑顔も出てきたからです。たしかに初めて飛び込む大人だらけの空間に、同い年がいるだけで安心するのでしょう。分かります!弊社の新入社員さんも同じ気持ちなんだろうなと思い、何とか複数人入社してもらうようにより積極的に呼びかけます。

中学生も気に入ってくれたICT技術

土木事業部では、恒例になっているICT技術の説明と実習を行います。(有)協栄調査測量設計事務所さんに協力を得てドローンを使用した測量方法やデータの活用方法を学びます。主な活用法としては発注者からの依頼にこたえられるよう掘削データを機械に取り込み、データ通り機械で土砂を重機で掘削していく技術活用です。今回は河床掘削の現場で実際に手も動かしてみました。重機や測量など、建設業のICT化について中学生も気に入ってくれました。

また、砂防堰堤でワイヤーソーによるコンクリートを切断する現場もあったのでそこを見学しました。なかなか見られない工法もタイミングさえ合えば見学できます。

箱詰めと車

農産事業部では菌床しいたけの袋詰め作業体験を提供しました。フジアグリさんを通じてスーパーフジで購入できる椎茸。肉厚で大変人気がある商品です。袋詰めの商品を一緒に詰め、段ボールに梱包する作業です。この記事が出ている頃にはもう出荷もされて、どこかの食卓へ並び、きっと誰かの胃を満たして幸せにしていると思います。

また、大型ダンプの乗車体験や車両点検のピット見学などを通じて車輛の魅力を再確認してくれた時の顔が輝いていました。参加してくれた生徒さんも車が好きだったようで、説明のし甲斐があると弊社の社員さんも大変満足していました。大型ダンプで運ぶ土砂や砕石も、すべて生活が快適になるようなインフラ整備の大事な仕事です。働く車や、移動手段としての車を整備するのも地域にとって大切な仕事。それを伝えることができました。

まとめ

毎年恒例となったジョブチャレンジU-15事業(職場体験学習)ですが、今回も説明する私たちも改めて自社を知る機会になり有意義な時間になりました。学校と教育委員会からもお礼をいただき、今は振り返りをしていたところです。体験してくれた中学生も解散式で「おもしろかった」と言ってくれて、好印象で業界のことが伝えられたかなと思っています。皆さんは中学生の頃に職業体験で伺った企業のことは覚えていますか?きっと、覚えていると思います。少しでも田舎の建設業が地域のインフラ整備を担い、これからも暮らしやすい地域になるために必要な仕事であり、弊社もそれを担う、この地域になくてはならない企業を目指します。ご安全に!