「慣れ」が良い面もあれば、一方でそれが悪く出て危険になる場合もあります。弊社のような建設業だと、危険が伴う箇所も毎日毎日通うと慣れてしまい、その危険因子を見逃してしまうことも。そうならないよう安全教育や朝礼などで危険因子を見逃さないように促しています。毎年恒例の安全大会を講師を招き、様々な目線でパトロールを実施したので報告します。
プロの目線と野生の勘
今年の安全大会とパトロールは、いつもの社内安全パトロール班だけでなく、労働安全コンサルタントの曽我部先生(所属:)と、三好先生(所属:)も同行いただき、プロの目線で危険因子を改善していただくだけでなく、野生の勘を信じて「本能的に危険な匂い」を指摘していただきました。




例えば工場内の導線で、配線により高さが足りていない箇所や、梯子の使用方法などをその場で指摘と改善をいただきました。各現場では、ちゃんと免許を携帯しているか等の確認もあり、社員さんの免許取得時の若いころの写真も見れ、「全然顔がちゃいますやん!若ッ!」など盛り上がりました。また、BCPの観点から計画は定めているが点検を行っていく優先順位を定めてはどうかとアドバイスもあり、BCP会議へ報告します。
「おかえりなさい」と言ってもらう
午前中のパトロールを終え、午後からは恒例の安全大会です。弊社代表挨拶だけでなく、数年前から実施している安全衛生委員からの報告、ハラスメント講習、安全衛生学習と多彩な内容を実施します。
安全衛生委員会に出向する委員の皆さまはそれぞれの専門分野目線ならではの重点項目や実施事項、ヒヤリハットを共有していただきます。約50名程度の参加者ですが人前で話をする練習にもなって良いのではないかと運営する総務部は思ってます。

三好先生より「論争」の手法を用いた、グループワークで参加者からアウトプットをさせる内容で非常に組織強化にむけて効果が高い講習を受け、曽我部先生からは午前中の振り返りと法律改定の詳細や、安全に対する基本的な考え方を教えていただきました。


まとめ
毎年開催している安全大会も、少しずつ改善を重ねてよりよくなっていることを実感します。業種の都合でグループ全社員を一同にした安全大会はなかなか実施できませんが、参加した皆さまでそれぞれの企業や事業部、またはご家庭や交友関係で安全やグループワークで取り組んだことを実践していただきたいと思います。安全に対してはキリがありません。それが理解しているからこそ、これからもクボコムグループとして一丸となって安全管理が徹底された仕事で、地域の皆さまに喜んでいただけるような企業を目指していきます。ご安全に!