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バイオマス

竹林から生まれる家畜飼料

家畜用ペレット飼料製造事業

 古くより竹は燃料源、日用品材料や食用とし重用されてきました。しかし、化石燃料への転換やプラスチック等代替製品の普及、タケノコ、竹製品の輸入増、農山村の過疎化による労働力の低下等の結果、管理の行き届かない“放置竹林”が増加しています。国内では、西日本を中心に問題となっており、里山や山林の景観ばかりでなく、環境や防災面での影響も懸念されています。
  竹は生育力が極めて旺盛であり、永続的な利用体系を構築することにより、適正な竹林の管理が実現されるばかりでなく、農山村における産業の活性化につながる可能性を持った資源です。

  一方で、とうふ粕(おから)やしょう油粕などの食品加工残さは、栄養価の高い未利用資源ですが、含水率が高く、保存性や流通性が悪く取り扱いにくいことなどにより、利用されることなく廃棄物として処分されることも多いのが現状です。

  本事業では、燃料用木質ペレットの製造技術を応用し、放置竹林を手入れした結果発生する竹材と未利用の食品加工残さを混合し、栄養バランスが良く、保存性と流通性に優れた国産の家畜用ペレット飼料の開発を目指すものです。
  地球温暖化問題に端を発した穀物のエネルギー利用の問題等もあり、飼料全般が値上がり傾向にある現在、安心できる原料から、安定した価格の国産飼料を製造する技術の開発は、畜産農家ばかりでなく、放置竹林の問題を抱える地域や食品加工残さ(廃棄物)の処分に困っている食品加工業者など多方面における環境面での成果が期待できるものです。



ペレットは未利用資源再生に力を発揮します

バイオマスペレットができるまで

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